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廣川 登

-Noboru Hirokawa-
人物近影


 一番最初の環境活動は、たまたまインターネットで知った、県立21世紀の森で草刈りのボランティアに行ったことでした。当時はまだ仕事をしながらだったので、息抜き程度でしたが、先輩たちによくしてもらって、そのときに森林インストラクターの資格を知ったり、草刈りの合間にもいろいろな楽しみがあって、充実していたのですが、親方をはじめ周りがみんな高齢化して、解散してしまいました。それで次はどこかないかと探していたところ、森林インストラクターの繋がりで、「小田原森のなかま」と出会いました。



活動を通じて交流が広まり、「小田原山盛の会」の理事長が引退する際に後任を引き受けましたが、環境活動をやっているとみんなどこかで繋がっていて、「美しい久野里地里山協議会」・「NPO法人おだわらイノシカネット」・「和留沢わくワーク村実行委員会」など気がつけばいろいろな団体の活動にお邪魔しています。

自分のレベルを上げながら、お手伝い。


 樹木の伐採になると、ある程度大きな木でないと、業者さんは請けないんです。なので庭先にポンッと1本だけ生えてる木なんかを欲しいという依頼は、結構入ってくるんです。そういう依頼に限って、住宅地で狭い土地に数本の木があって、でも周囲が家屋だから普通に倒したら壁を傷つけちゃう、というような特殊伐採も舞い込むので、ますます腕を磨かないと思いながら、日々活動しています。

何事も継続が大事。なんだけど。


 あと、いろいろな団体であちこち活動していると感じるのが、たしかに団体が繋がるのはいいことなんだけど、場合によっては活動日が限られてくるので、そのバランスは難しい。おだわら環境志民ネットワーク内の団体ともそうだし、市外の活動団体とも連携してるので、活動をしたいけど、スケジュールを調整しようとすると、この日はどこどこの活動があるから、もう空いてないなとか、ある意味で人材不足が如実に現れている面もあります。あとはどこもそうだけど、高齢化。山盛の会も問題にはなっていて、かろうじてメンバーが子どもを連れてきたりして、いまは気に入って参加してくれてますが、この先どうなるかという不安はつきません。素人の方でも興味を持って来てくれれば育成できるノウハウもあるので、何とか続くように向けていきたいと思っています。