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小山田 大和

-Yamato Oyamada-

おだわら環境志民ネットワークに加盟したキッカケは? 


 ある日、知人から、おだわら環境志民ネットワークを紹介、というか提案してもらったのがキッカケでした。環境活動って、自分は自分の道でやればいい事だと思っていたのですが、その知人は私自身の環境活動に共感してくれて、将来のビジョンなんかも理解して応援してくれているような人だったので、話をしているうちに、やることは同じだから、その中で一緒にやれるようなことがあれば緩やかに一緒にやればいいのかなと思い、入会しました。自発的ではなかったのですが、そういった経緯に人と人との縁を感じて今に至ります。
 個人会員という選択肢もありましたが、私自身の心構えの話で、個人会員だと目の前の目標だけにとらわれてしまいそうだったので、あくまでも環境とはビジネス目線で取り組みたいと考えているからこその企業会員です。環境に対して向き合うのに、持続可能な方法でと言っても、いろいろあるけれど、その中でも加えて経済的にも持続させていける方法を選んでいきたいと思っています。まだ会社は小さいかもしれないけれど、小さいならこそ果たせる役割は必ずあると思っています。

農家カフェ「SIESTA」


 どうしても飲食店をやりたかったというわけではありませんでした。たまたま、自社のソーラーシェアリングで作った電気を自分で使うとなった時に、どういった形態がわかりやすいかを考えました。やっぱりご飯ってみんな絶対食べるし、飲食店ならそこに人が集ってくる。物を売ったりしてもいいから、新しい化学反応が起きる。そういう出会いの場、コミュニティの場を作ることは大切だと思い始めました。この事業形態によって、エネルギーや食べ物など地域で自給させることが出来るものがあるんだと知ってもらいたいです。


小さくてもいいから、「現実」を作っていく


 私は、地域の実践家でありたいと思っています。どんなことでも小さな積み重ねが無ければ大きなことにはなりません。環境問題に対して小さな実践を重ね、そうしていく過程で多くの仲間を作り、共感を連鎖させていくことをしていきたいです。地球はこれからも生き続けるでしょうが、はたして人類はそこに残っているのだろうか、というくらい今、私たちは岐路に立っていると思います。可能性としては物が足りなくなるという時代が来てしまう。だからこそ地域で、顔の見える関係で、何かあった時に譲り合える自給圏を作っておいた方がいいという考え方で、シャカリキに頑張っています。